まるで紙!? モバイル機器用太陽電池「パワーフィルム」が大人気。
9日(米国時間)からラスベガスで開催される見本市『コンシューマー・エレクトロニクス』(CES)にて、
米アイオワ・シン・フィルム・テクノロジーズ社が発表した太陽電池が人気を呼びそうである。
この太陽電池は商品名を「パワーフィルム」と言い、まるで紙のように薄く、
柔軟性もあり、携帯電話やPDA、携帯音楽プレーヤーメーカーに注目されそうだ。
パワーフィルムは、厚さ0.05ミリ以下のプラスチック基板を用いており、世界最薄・最軽量を更新。
柔軟性が高く、直径約8センチの円柱にも巻き付けることが出来る。更には繊維と一体化させることも可能だそうだ。
このパワーフィルムは、アモルファスシリコンを材料とする太陽電池で、ロールツーロールで生産できるため低コストも可能とのこと。
現在既にこのパワーフィルムを電源に採用したヘッドホン型ラジオが発売されている。
このような小型機器向け電源装置は世界的な需要も高く、日本企業も十分世界に通用する技術力を持っている。
太陽電池のようにクリーンで、長持ちする”次世代”電池の登場を今後の日本企業にも期待したいところである。
記事詳細(共同通信ウェブサイト:http://www.kyodo.co.jp/)
■関連特許 (このニュースに関連する出願特許情報をご紹介します。) | |
特許公報 | タイトル |
特開2002-206168 | シリコン系薄膜の形成方法、シリコン系半導体層の形成方法及び光起電力素子 |
特開2002-83984 | 太陽電池およびその製造方法 |